伊藤洋一公式サイト ‘ Day by Day 03/26 ’ で興味ある記事があった.
ところで今回のWBCを振り返ってみて一番私の頭に「そうかもしれない」と思った証言、今でも一番頭に残っている証言は、前の中日の監督だった権藤さんがWBCを見て書いた一文です.
どの新聞に載っていたのかは忘れましたが、日本と韓国の投手が他の国の投手より一頭地出ていたことに関連して、「もしかしたら、日本や韓国の投手のコントロールがいいのは、箸を使う文化が影響しているのかもしれない」と言っていたこと.
この発言は意表をつくものだったし、実際に考えて「そうかもしれない」と思ったので記憶に残っているのです.真偽は分からない.しかし考えてみる必要がある問題提起だなと思ったのです.
箸と言えば木である.象牙や金属製もあるがやはり木であろう.特に割り箸はそうである.ひと頃,割り箸に関しては森林破壊の元凶であるとか,いやそうではなく間伐による森林保護になるとか,様々に議論されいまだに明快な結論は見出し得ないようだが,皆伐でなく計画植林サイクルの中での択伐なればサスティナブル(持続可能)ということのようだ.
コンビニでは,スパゲティやドリアなどの弁当には樹脂製のフォークやスプーンを付けてくれる.樹脂製なのは,形状からして成形が容易でコスト的に有利だからであろう.それでも私はなるべく割り箸をもらうようにしている.その方が食べやすいからだが,樹脂製品だとなぜか廃棄するのに躊躇してしまう.洗えばまた使えそうな気がするからだ.‘洗い箸’を含め洗うことは水汚染に繋がり,また石化製品である以上石油資源を消費しており,対資源・対環境上一概にどちらがよいとも言いかねる.
廃棄後,木は紙パルプや,チップ化して建材の原料にもなるので,樹脂製品よりもリサイクルの面では有利なような気もする.ただし分別という条件が付くが.
なにより直接口に触れるものである以上,コンシューマーとしての立場からだけに限れば,プラスチック製品よりも感触,香り,暖かみを感じる木の方に分がある.
思うのだが,弁当に付けるスプーンやフォークも木製あるいは竹製にすればどうであろうか.もちろん解決すべき課題は数多いことと思うが,採算的には売り上げが期待できて,コスト高をカバーできそうな気もするのだが. |